純恋〜ひとつの光〜

世良ね…

覚えておくか。

まぁ、こいつならその辺にもいそうだし大丈夫だろう。

マンションに戻り部屋着に着替えてソファに横になる。

「五十嵐、あの男はどうしてる」

「今も女の所に入り浸ってます」

「そう。いつ埋めようか」

「本気っすか?」

五十嵐は慌てた様子で俺を見る。

「まぁ、本気っちゃ本気」

「いや、でも…」

「穴だけ掘っといてよ」

「坊っ!」

「クククっ」

「さすがにカタギは…」

「わかってるよ。でも本当に厄介だな。目障りで仕方ない。ははは」

そう言うと、五十嵐は息を飲む。

「坊…、冗談に聞こえません」

「困ったねぇ。青葉さんには笑ってて欲しいんだけどなぁ」

「坊、なんでそこまで…」

なんでってか…

「さぁ」
< 55 / 251 >

この作品をシェア

pagetop