純恋〜ひとつの光〜
「そんな事言われてもなぁ」

五十嵐は説教くさいな。

「坊。俺を埋めようか考えてます?」

「はははっ」

「殺気出てましたよ今」

「あ、そう? 気のせいじゃない?」

「彼女…、この後どうされるつもりですか?」

「ああ、そうだ。彼女の借金、どこの?」

「原田組だったようです」

「ん? でもそこ、こないだ傘下入りしたよね?」

それは偶然だな。
こないだ頭を飛ばして吸収したばかりだ。

「ええ、まぁ。だから、今はうちっちゃうちです」

「いくら?」

「坊、まさか…」

「うん、いくら?」

俺はニコっと笑う。

するとビクッと肩をすぼめる五十嵐。

「怖いっす」

笑ったら笑ったでどうせ怖がるんじゃないか。

「家と土地も昔取り上げてるんで、残り四千くらいすかね」

「あ、そんなもんなの?」

俺は携帯で手っ取り早く入金する。
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