純恋〜ひとつの光〜
はぁ…

私はシャワーを浴びながら貯金残高を頭に思い浮かべる。

化粧品も服も何も買わずに節約してたけど、仕方ない。

何かを始める時はお金はかかるものだもの。

翌朝、まだ寝ている太一に朝ごはんを準備して私は家を出た。

「おはようございます」

花屋の朝は早い。

「青葉さん、おはようございます!」

友希ちゃんは今日も爽やかだ。
若くてきっと今が楽しくて充実してるんだろうな。

ふと昔、太一とまだ仲が良かったあの頃を思い出した。

もう10年も経つのか…

そんな事を思いながら花の処理を進めて、店頭に並べていく。


夕方、一人の男性客が入ってきた。

「いらっしゃいませ」

今は友希ちゃんは他のお客様の接客中だ。

「ガーベラの花束をください」
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