純恋〜ひとつの光〜
「何本くらいですか?」

「10本くらいで」

「かしこまりました」

最近もこういうの作ったな。

指定されたのは黒の包み紙に赤のガーベラ。
赤のリボン。

そういえばこの人…

そして作りながらその客が座るチェアをチラッと見る。

身長が高くスラっとしていて、よく見たら物凄くイケメンだ。

歳は私と同じくらいかな。

黒のスーツを着て、中のシャツも黒。
全部黒だ。

こないだ来てた人だ。
友希ちゃんが何か言ってた人…

私目当てだとかなんだとかって…

シャキンとリボンを切って、変な考えも一緒に切った。

「お待たせしました」

私は彼の前まで行って、仕上がったガーベラの花束を差し出した。

誰かにプレゼントだろうか。
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