純恋〜ひとつの光〜
「おかえり」

「た、ただいま」

夏の風呂上がりに長袖?

「暑くないの?」

「大丈夫だよ」

そう言って左腕をギュッと掴む仕草をする。

「そっか、俺睡魔限界だからここで寝ていい?」

「え? あ、うん。私もこっちで寝るけど…」

それもそうか。
一人にしたくなくて言ったけど、ベッドも使いたくないよな。

そして二人で床で並んで寝る。

クククっ。

「ごめんね、何も無くて」

「全然余裕。おやすみ」

俺は早々に目を閉じる。

たぶんそうしないと青葉さんは寝なそうだから。

「おやすみなさい」

俺に背中を向けて眠る青葉さんに抱きついてしまいたくなるのをなんとか堪える。

キスまでしたのにな。

でもやっぱりもっと、俺の前で安心出来るようになってからじゃないと…
< 81 / 251 >

この作品をシェア

pagetop