純恋〜ひとつの光〜
小せぇ。

あの頃は小学生の俺からしたら中学生なんて大人に見えたが今となっては、ただの守りたい可愛い女でしかない。

歳を気にしてるのなんて青葉さんだけだ。

それに中学の頃からそうだったが、青葉さんは誰が見ても絶世の美人で、大人になった今は更に綺麗になりスタイルもおかしいくらいに良い。

胸やヒップはグラマラスなのに、その他は華奢そのものだ。
まるで人形のようだ。

あの男に利用されて、それこそ人形のように生きてきたのかもしれない。

そう思うと胸が締め付けられるほど痛み、俺は更に彼女を抱きしめた。

力加減を誤ったらこんな身体、すぐに折れてしまいそうだ。

すっぽりと収まる彼女の首元に顔をうずめる。

シャンプーのいい香りが鼻をくすぐり、ずっとこうしていたくなる。

どぎついブランドの香水を振り撒く女よりよっぽど芳しい香りがした。

「好きだよ、青葉さん。今度は俺が救ってあげる。もう泣かなくていいからな」

そしてうずめた顔を上げて、後頭部にキスを落とし俺も目を閉じた。



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