純恋〜ひとつの光〜
それにしても…
耀くん、いつまで抱きしめてるつもりかな…
ドキドキして寝れないんですけど。
すっぽりと収まって安心感に包まれてるけど、同時に鼓動もおかしなくらい速くなってしまっている。
どうかこの鼓動の速さが伝わりませんようにと、目を強く瞑る。
すると回された腕が僅かに動く。
その動きがなんだか大人の触り方で…
ぎゅっと目を閉じ黙って耐えているとスッと耀くんが私から離れた。
「はぁ…」
そしてため息をついて、どうやら立ち上がったみたいだ。
「もしもし…」
電話?
普段の声と違う。
あまりの冷たさに息を飲んだ。
「ああ。金とシマでケジメ付けさせろ」
なんて?
「道具揃えとけ」
なんの?
するとまた私の後ろに来た耀くん。