純恋〜ひとつの光〜
「青葉さん…」
あ…いつもの耀くんの声だ。
優しくて甘い。
そしてそっと頭を大きな手で撫でられる。
なんか気配が…
顔を覗かれてる?
目を閉じていてもなんとなく感じられる視線。
「可愛いな」
そう言って今度はまた私を後ろから抱きしめ、ポンポンと耀くんの手が規則的に優しく動く。
歳上の私を可愛いだなんて…
なのにまるで子供をあやすみたいに。
どうしよう。
どうしよう!
ドキドキが止まらない。
するとしばらくして耀くんがクスッと笑う。
え、何?
「起きてる?」
ど、どうしよう…
ここは正直に…
「寝てる」
「はは。そう…、寝てるのね」
間違った。
「なら…キスしちゃおうかな。寝てるし気付かないよな?」
耀くんはそう言って私の顔の横に手を付いた。
耀くんの息を僅かに顔に感じる。
ち、近い…
絶対今、目を開けたらめちゃくちゃ至近距離に顔がある。
もうバクバクと心臓は暴れ出し息をするのも躊躇ってしまう。