余裕の無い奥田さんは華ちゃんを甘やかす
いや〜恥ずかしい!なんか、結婚したいアピールみたいになっちゃったよ。違う話に変えよ!と、ジンジャエールを入れて席に戻った。

2人とも食べ終えて、ファミレスを出た。コンビニに寄ってもらってから、今日は遅いからと家の前まで送ってもらう。お礼を言って車から出ようとすると

「はなちゃん、あと10分ぐらいいいかな?」
と、奥田さんからのお誘い。

「はい。」
近くの公園の駐車場で少し話すことに。

遅くなるからと、帰る時間を私以上に気にしてくれる奥田さんなのに珍しい。

「遅くなったのにごめんね!
どうしても今日話しておきたくてさ。



華ちゃん、俺達付き合おう。



良いかな?」

「うぇっ?私ですか?」
ビックリして固まる私に笑顔で

「うん、ここに華ちゃんと俺しかいないしね。」

「奥田さんって絶対強引ですよね?」

「はい、とっても。」

「付き合って?じゃ無いんですね。」

「で、返事はオッケーで良いよね?」
待った、心臓バクバクする。私…返事?今?
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