余裕の無い奥田さんは華ちゃんを甘やかす

「あの…強引すぎます…けど。なんか、急展開で…その、ついていけてないかも…しれませんし、私まだ子供だし。歳が離れすぎていて色々めんどくさいかもしれないんですけど…うん。こちらこそ？その…よろしくお願いします。」
きっ…緊張してしすぎて…もう全身暑いし、意識飛びそう…

「はぁ〜下向くからダメかと思った。緊張しすぎて吐きそうだったよ。」
えー！私にはギラギラして余裕そうに見えました…奥田さんの手で両頬を挟まれて顔を上にあげられて、見つめられ。

「華ちゃん、こっち向いて。顔赤いし、アヒルみたいになってるね」
って誰のせいよ〜でも、緊張ほぐしてくれたのかな？運転席にいる彼に引き寄せられギュッと抱きしめられた。

「好きだよ。」と、耳とうなじに軽くキスをされながら、耳元で「やっぱり、華ちゃんは可愛すぎる。ちなみに、将来は奥田さんになるんだよ。」と、爆弾発言をする彼に驚き過ぎて再び心臓が口から飛び出しそうになった。完全にパニックになって思わず、大笑い。

「笑うとこあった？」

「沢山ありすぎますよ！」