コドカレ。


はじめて彼氏が出来たのは中学2年生の頃で、隣りのクラスの男子で。好きとかそういうのじゃなくて、告白されて単純に嬉しくて付き合いはじめた。

でも、彼は友達と私とヤれるか賭けていたらしい。別れた後、同じクラスの男子が教えてくれた。

その後、高校生の彼氏が出来たけど2股されていて、しかも私の方が本命じゃなかった。

高校に上がってからはあの元彼だし。
そして今回は合コンの大学生も女の影があった。

本当にあり得ない。

言ってしまえば、私の父親も私が小学校に上がる前に若い女と出ていったし。離婚してから、母親が付き合っているのは何人目の彼氏か分からないし。
遺伝じゃ仕方無いな、なんて情けない笑みがこぼれた。


居酒屋、バー、如何わしいお店が並ぶ通りは賑わっていた。
まだ制服姿の私をニヤニヤと気持ち悪い目で見る親父もいる。

あの行為後の独特の匂いが自身の鼻に残っているから、気分も悪かった。


「……シャワー浴びてくれば良かった」

そう呟いたところで、さっきの出来事が脳裏に浮かぶ。
いや駄目だ、あんなところにいられない。いたくなかった。
あの場から早く逃げ出したかったんだと、ぐっと拳を握る。

ゆっくりとした足取りで駅に辿り着いたところで、


「やっと見つけた!!」

私の目の前に立ちはだかったのは、あの時の男の子だった。




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