コドカレ。
「お、おい!!」
「……なによ?あんたも文句言いにきたの?」
向こうも俺の存在にすぐ気づいたみたいで、いかに面倒臭そうに返事をする。
というか"も"って何だ?
「聞きたい事があって……」
「私、今、気分悪いんだけど」
見た目からも分かるテンションの低さ。でも、今の俺にはそんなの関係無い。
確認しなければならない重要な事があるのだから。
「あれって、……セックスだよな?」
俺がそうたずねれば、女子高生はギョッと目を丸く驚かせて辺りを見渡す。
「あんた。駅の真ん中で何て事を……」
「ちゃんと事実を……ふが!!」
"事実を確認しなきゃ"と言い切る前に、女子高生の手によって口元を塞がれる。
「あんたちょっとこっち来なさい!」
引きずられる様に連れてこられたのは、人気の無い公園。
ペンキのはげたベンチに女子高生と並んで座った。
「あんた、私を馬鹿にしてるでしょ?」
この言葉と共に大きく吐かれる溜め息。
「してねーよ!」
俺は今後の心配をしてるだけで、この女子高生を馬鹿にしてるつもりなんかない。
ただ、どうしても
「聞きたい事があって……」
確認したいのだけど、声がどんどん小さくなってしまう。
「……」
「……」
「何よ?」
と、しびれを切らして女子高生の方が俺を問い詰める。