コドカレ。


「ヤマト、あんた学校でいつも何して遊んでんの?」

人気の無い公園のベンチに並んで座る高校1年生私と、まだランドセルを背負ってる小学5年生のヤマト。


「えーと、今日はPSP持ってってヒロキとかとモンハンやってた」

と言うヤマトの手にはPSPが持たれていて、


「私と話してるのに何ゲームやってんのよ!!」

「レベル上げてるだけだし」

「失礼でしょ?」

「誰に?」

「私に!!」

そう言う私にヤマトは"はっ"と鼻で笑う。
小学生のクセに塾に通っているヤマト。塾に行くのは月水木の週3回なので、必然的に塾に行かない火金の週2回はこの公園で会っている。

別に約束したわけでもない。話が合うわけでもないし。ヤマトは夕飯前には帰ってしまい、一緒にいる時間は短い。
こんな5つも年下のヤマトを好きなわけじゃないし、キープとして付き合っているわけでもない。

そんな関係についてメグには"ショタ"と言われ、通りすがりの人には変な目で見られる。
怪しい関係だと思われるのは仕方ないと思う。

それぐらい私達2人が一緒にいるのがおかしい。


「俺、そろそろ夕飯だから帰る」

「あ、うん」

「じゃーな」

そう言って立ち上がるヤマトに


「うん、バイバイ」

と、私はて軽く右手を上げた。


――あっけない別れ。


こんな関係をヤマト本人はど、う思っているのだろう。

家に帰りたくない私はスマホを開いた。





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