コドカレ。
act.9 初カレは小学生の✕✕
背伸びしたがりの中学2年生。
友達との話題は、まだ手に届かないブランドの品から少ないお小遣いで遣り繰りする可愛い小物やお洒落なファッション。
流行りのジャニーズの男の子、何組の誰が格好良い、誰と誰が良い感じ、付き合っている。
あと誰が好き、とか。
「私も男の子と付き合ってみたいな」
なんて友達と淡い恋心に恋する私。
「隣りのクラスの赤沢くんは?」
「なんかアヤの事可愛いって言ってたって、うちのクラスの男子が言ってたよ」
「えっ?マジで?」
隣りのクラスのタイガの存在を意識しはじめたのは、その会話がきっかけだった。
意識しはじめると早くて、私は赤沢くんを視線で追ってしまう。
友達の言葉も更にかけて、まるでこれが恋だと錯覚してしまう位で。
それから間もなく、
「矢野……綾さん。好きな奴とかいる?」
「えっ、いないけど」
「じゃぁ、俺と付き合って下さい」
赤沢くんから告白を受けた。
放課後の自転車置き場。
下校の際、自転車を取りだそうとしたその時声をかけられ、産まれてはじめての男の子からの告白。
凄くドキドキしたのを覚えている。
心臓バクバクで頭も真っ白状態だった。