コドカレ。
木の根本に寄りかかる様に座る2つの影。いつも学校で会っているのに、2人は楽しそうに何かを話している。
あんだけ一緒にいるのに、よくあきねーよな。
なんて少しだけ羨ましくも思う。
俺と松本の2人の間に無言の時間が続き、その沈黙を破ったのは俺の方だった。
「あいつ等よく続くよな」
「でも羨ましい…」
ずっと思っていた事を独り言の様に小さく呟けば、松本が俺と同じ考えを口にするから、
「つき合うとかって、何の意味あんのかな」
なんて素朴な疑問をぶつけてしまう。
ぶっちゃけ。
彼女イコール、手を繋いだり、キスしたり。まぁ、それ以上の事したり。と、イチャイチャする事しか思いつかないし。
俺の言葉に過剰に反応したの松本で、隠れている筈なのにさっきより大きな声を出した。
「あるよ!」
「……」
「だって、特別な日に好きな人と一緒にいたいじゃん!」
こんな必死になるのだから、きっと松本にも好きな奴いるんだろうな。
「ね、ねぇ……」
松本は下を向いていて、その表情は見えない。
「ん?」
「ほ、放課後会ってる女子高生って……赤沢くんの何?」
「何で、知って」