コドカレ。
最近の俺は怒られるのが流行っているのだろうか。
説教部屋は和室で、テーブル越しに俺と松本は正座させられて、反対側には武井が座って。
「夜、大人の目を盗んで密会するなんて!!」
「最近の小学生はつき合うだのマセ過ぎだ!!」
「学校では他の事もきちんと学ぶべきだ!!」
怒鳴られて、怒鳴られて、これでもかっていう位怒られた。
ヒロキ達の事、本当の理由は言えるわけもなく、怒鳴り声は耳がキンキンし出しても続けられる。
結局、途中で他の先生が止めに入り、それでも部屋に戻ったのは消灯時間を上回り12時ちかくになっていた。
部屋に戻ると半分ちかくの男子は起きていた。もちろんヒロキも起きている組で、
「ヤマト、悪い」
申し訳なさそうに声をかけてくる。
ヒロキのおかげか、起きている組のクラスメート達は誰も俺と松本の事を冷やかしたりなはしなかった。
「何か出た?」
「算数と漢字の書き取りと反省文5枚」
怒られ疲れてゲッソリしながらも、出された課題を見せると
「うわーガチでゴメン!!手伝うわ」
とヒロキは両手を合わせ
「俺とサツキ武井に目ぇつけられてるから、ヤマトには悪いけど助かったわ」
と大きく溜め息をつく。
それだけでも犠牲になったかいがあるなと、少しだけ心が軽くなった。