『人妻の過去』

6ヶ月

仁君と付き合い初めて6ヶ月が経とうとしていた−−−。


季節はもう『秋』。


この6ヶ月は、


仁君の『飴と鞭』ならぬ…『鞭と鞭』


ツンデレとゅーより,
ツンツン


で過ごして来た…。


連絡が取れない日が一晩中続いたり、


そんな日も結構あって…


酔い潰れて寝てた。


そんな仁君の言葉を信じてみたり…


仁君の首にキスマークがついていることがあっても、


クラスの飲み会のバツゲームで、柔道部の男につけられて,吐くかと思った。


明らかに怪しい言い訳すら…


信じてきた…。


信じて来た…


信じて来た…?



−−−本当は信じてなんてなかった。−−−


信じようとはしたけど…


信じろ〜…信じろ〜…


って自己暗示をかけて。



時には開き直って,


仁君が浮気してたから何?


この関係で居られたら、それでいいじゃない。


『彼女』はアタシ!!!


…これも自己暗示の一種なんだろうな…↓なんて考えたりもした。


友達は


『もっと自分を大事にして』って


言ってたけど。


不安だから友達に相談しても


結局は


『仁君を知らないくせに』
『仁君を悪く言っていいのは、アタシだけ!!』
『仁君を悪く言わないで』



そんな風に思ってた。




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