『人妻の過去』
破裂しそうな心で


アタシは毎日仕事を頑張った。


働いているときは


考えなくて済んだから…


仕事から帰ると仁君はバイトでいないから


優子のアパートに行く。


テレビを見たり、話しをしたりして


0時頃に自分のアパートに帰って


食事を作る…。


アタシ達の夕食。


何もなければ2時頃に仁君は帰宅して


一緒にご飯を食べて


ベッドに入る。


朝は5時に起きて


アタシのお弁当と、


仁君のお昼ご飯を作って

仕事に出掛ける。



そんな生活で


睡眠時間なんてほとんどないから


アタシの目の下には


真っ黒なクマ…


それでも,


疲れを感じない身体になっていた。


泣きたくなっても…


泣かない。


仁君が帰って来ないと…


寝れない。


独りになりたくない…


何も考えたくない…





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