『人妻の過去』
優子;…あきなは、どうしたい…?


…!!


アタシ…アタシはどうしたいんだろう…


自分の事なのに,


どうしたいかなんてわからなかった。


『もちろん産みたいに決まってるよな…』


優子の彼氏が口を挟む。


優子はキッと彼氏を睨みつけ


優子;あきなに聞いてるの。


アタシに視線を戻した。


きっと…


普通の女の子なら


彼氏の賛否や


自分の置かれている立場


親の事…


そういう不安をひいたら


『産みたい』


そう言うんだと思う。


…だけど


だけどアタシは…


産みたいと…


思えなかった。


子供が好きで、それを仕事にまでしているのに


もしも


アタシに


『産みたい』理由があったとしたら


それは悲しい事に…



−−−仁君をつなぎとめる手段として−−−





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