大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
「は、はい……」
がっしりと手を掴まれているエレノアは、ただそう答えるだけ。
「ありがとう、親切なお嬢さんたち。私はモリス。隣のロックウェルから来たんだけど。こっちの王都に行こうとして迷ったの。建物が見えたからそこへ向かおうとしたけども、お腹が空きすぎて……」
そこでモリスのお腹がぎゅるるるると盛大に鳴った。
「アッシュクロフ……モリス……あ、賢者モリス……」
セシリアがぼそりと呟くと、エレノアもモリスも敏感にその言葉を聞き取った。
「だから、精霊たちが……?」
エレノアも大きく目を見開いた。
「なんだい、なんだい。お嬢さんたちは、なかなかの情報通……いや、魔法の使い手とみたね」
エレノアから手を離したモリスは、長い黒髪を後ろで一つに結んだ。
「やっぱり……んぐっ」
セシリアがモリスについて知っていることを言おうとしたところ、何かを察したエレノアによって、手で口を塞がれた。
がっしりと手を掴まれているエレノアは、ただそう答えるだけ。
「ありがとう、親切なお嬢さんたち。私はモリス。隣のロックウェルから来たんだけど。こっちの王都に行こうとして迷ったの。建物が見えたからそこへ向かおうとしたけども、お腹が空きすぎて……」
そこでモリスのお腹がぎゅるるるると盛大に鳴った。
「アッシュクロフ……モリス……あ、賢者モリス……」
セシリアがぼそりと呟くと、エレノアもモリスも敏感にその言葉を聞き取った。
「だから、精霊たちが……?」
エレノアも大きく目を見開いた。
「なんだい、なんだい。お嬢さんたちは、なかなかの情報通……いや、魔法の使い手とみたね」
エレノアから手を離したモリスは、長い黒髪を後ろで一つに結んだ。
「やっぱり……んぐっ」
セシリアがモリスについて知っていることを言おうとしたところ、何かを察したエレノアによって、手で口を塞がれた。