大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
彼女が荷台の真ん中あたりに座ったのを見届けたケビンが、ゆっくりと荷車を引き始めた。
「お姉さま。モリスはロックウェルからここまで歩いてきたんですよね? いくら精霊の力があるからと言っても……遠いですよね?」
「ええ? そうなの? そうか、そうなるわよね?」
セシリアの話を聞いたエレノアはモリスに確認したようだが、ケビンが引く荷車に乗っているため、がくがくと揺れている。まだ道の整備が追いついていない。
「そうよ~。歩いてきたの~。お財布をね~、すられちゃったみたいでさ~手癖の悪いガキがいたみたいだね~。このモリス様から財布をすろうだなんて~~。いや~それに気づかなかった私も~~耄碌したものだよ~」
がくがく揺れながら答えたモリスは、はははっと豪快に笑っていた。だが、笑っている場合ではないだろう。
「だからモリスはお腹が空いているんですね」
「そうなんだよ~、セシリア~。やはり君はおもしろいなぁ~。気に入った~~!」
そこでモリスがパチンと手を叩く。
「セシリアは~まだ~精霊と契約をしていないんだよね~?」
荷車に揺られながら話をするのは大変そうだ。
「お姉さま。モリスはロックウェルからここまで歩いてきたんですよね? いくら精霊の力があるからと言っても……遠いですよね?」
「ええ? そうなの? そうか、そうなるわよね?」
セシリアの話を聞いたエレノアはモリスに確認したようだが、ケビンが引く荷車に乗っているため、がくがくと揺れている。まだ道の整備が追いついていない。
「そうよ~。歩いてきたの~。お財布をね~、すられちゃったみたいでさ~手癖の悪いガキがいたみたいだね~。このモリス様から財布をすろうだなんて~~。いや~それに気づかなかった私も~~耄碌したものだよ~」
がくがく揺れながら答えたモリスは、はははっと豪快に笑っていた。だが、笑っている場合ではないだろう。
「だからモリスはお腹が空いているんですね」
「そうなんだよ~、セシリア~。やはり君はおもしろいなぁ~。気に入った~~!」
そこでモリスがパチンと手を叩く。
「セシリアは~まだ~精霊と契約をしていないんだよね~?」
荷車に揺られながら話をするのは大変そうだ。