大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
そこへ「お嬢様~」とアニーたちがやってきた。ガラガラと荷車を引いているのはケビンだ。
「では、モリス。お迎えもきたことですし、わたくしたちの屋敷に案内いたします。もしお疲れなら……荷車ですが」
「助かるよ、エレノア。本当にお腹が空きすぎて、くたくたで……一歩も歩きたくなかったんだよ」
そんな二人のやりとりを聞いているセシリアは頭の中で周辺の地図を描いていた。
アッシュクロフ王国の隣にあるのが、ロックウェル王国。モリスはこのロックウェルからアッシュクロフの王都セッテへと向かっていた。しかし、王都セッテに向かうのであればフェルトンの街を経由する必要はない。
(あっ。フェルトンの街……モブ街だけど、賢者モリスが立ち寄った街として描かれていた。だからオープニングにもフェルトンの街があって……さとうきび畑が……)
セシリアの頭の中に謎の記憶がドドドッと流れ込んでくる。
(ロックウェルからセッテに行くには、フェルトンに寄る必要はないんだけど……モリスが馬車に乗ろうとしたらお金がないことに気づいて……財布をすられた? それで歩いてセッテに向かおうとして、迷ってフェルトンに来てしまった)
モリスがかわいそうになってきた。そんな彼女は「よいしょ」と荷車によじ登る。荷物はほとんどない。
「では、モリス。お迎えもきたことですし、わたくしたちの屋敷に案内いたします。もしお疲れなら……荷車ですが」
「助かるよ、エレノア。本当にお腹が空きすぎて、くたくたで……一歩も歩きたくなかったんだよ」
そんな二人のやりとりを聞いているセシリアは頭の中で周辺の地図を描いていた。
アッシュクロフ王国の隣にあるのが、ロックウェル王国。モリスはこのロックウェルからアッシュクロフの王都セッテへと向かっていた。しかし、王都セッテに向かうのであればフェルトンの街を経由する必要はない。
(あっ。フェルトンの街……モブ街だけど、賢者モリスが立ち寄った街として描かれていた。だからオープニングにもフェルトンの街があって……さとうきび畑が……)
セシリアの頭の中に謎の記憶がドドドッと流れ込んでくる。
(ロックウェルからセッテに行くには、フェルトンに寄る必要はないんだけど……モリスが馬車に乗ろうとしたらお金がないことに気づいて……財布をすられた? それで歩いてセッテに向かおうとして、迷ってフェルトンに来てしまった)
モリスがかわいそうになってきた。そんな彼女は「よいしょ」と荷車によじ登る。荷物はほとんどない。