大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
「ど、ど、ど……どうでしょう?」
イライザが聖女だということは、謎の記憶によってセシリアは知っていた。しかし、イライザが聖属性の力に目覚めたという話は聞こえてこない。いや、ここが国境近くの田舎だから、そういう話が届いていないだけかもしれない。
「せ、セシリアは、聖女さまについて何も知りません。モリスは、ここが気に入ったからここにいるだけです」
「ああ。それもあのばばぁらしいよな? 食べ物が美味いからだっけ? おれんとこにいたときも、食事が美味いから文句はない! って言っていたな」
「モリスはシオンさまがひとり立ちできるようになって、教えることはもうないって言ってましたよ?」
「そ、そうなのか? あのばばぁ……おれにはそんなこと、ひとことも言わなかったけどな」
そう言いながらも頬がほんのりと赤くなっているのは、朝日のせいではないだろう。
こうして彼と二人で散歩していると、彼への好感度が少しだけ上がった気がした。
イライザが聖女だということは、謎の記憶によってセシリアは知っていた。しかし、イライザが聖属性の力に目覚めたという話は聞こえてこない。いや、ここが国境近くの田舎だから、そういう話が届いていないだけかもしれない。
「せ、セシリアは、聖女さまについて何も知りません。モリスは、ここが気に入ったからここにいるだけです」
「ああ。それもあのばばぁらしいよな? 食べ物が美味いからだっけ? おれんとこにいたときも、食事が美味いから文句はない! って言っていたな」
「モリスはシオンさまがひとり立ちできるようになって、教えることはもうないって言ってましたよ?」
「そ、そうなのか? あのばばぁ……おれにはそんなこと、ひとことも言わなかったけどな」
そう言いながらも頬がほんのりと赤くなっているのは、朝日のせいではないだろう。
こうして彼と二人で散歩していると、彼への好感度が少しだけ上がった気がした。