大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
「わたくしも、この魔法を使える人を知らないわ。学園の先生方も、国家魔法使いも、過去視を使えるという話を聞いたことがないもの。ほかにも、未来が視える未来視、遠くのものが視える遠視なんかもあるわね」
いつの間にか、エレナによる魔法談義となっていた。だけど、こうやって丁寧に教えてくれるのは、エレノアがセシリアを認めている証拠。できるだけセシリアにもわかりやすい言葉で、という配慮も伝わってくる。
だからセシリアは、謎の記憶についてどこまで打ち明けるべきかと悩んでいた。
ここは『こどいや』の世界です、と言ったところで、エレノアもなんのことか、わからないだろう。説明するのも難しい。
となれば、言っていいことと言って悪いことに分類すべきだ。
そう考えて、セシリアはゆっくりと口を開いた。
「昨日。お姉さまのパーティーに行ったとき、学園のホールに入ったのは初めてだったのですが、ここに来たことがあるかもって思いました。夢で見たのかもしれません」
「そうなのね? もしかして、早く帰りたいって言ったのはそれが原因かしら? 過去の記憶が視えて、気持ちが悪くなってしまったとか?」
いつの間にか、エレナによる魔法談義となっていた。だけど、こうやって丁寧に教えてくれるのは、エレノアがセシリアを認めている証拠。できるだけセシリアにもわかりやすい言葉で、という配慮も伝わってくる。
だからセシリアは、謎の記憶についてどこまで打ち明けるべきかと悩んでいた。
ここは『こどいや』の世界です、と言ったところで、エレノアもなんのことか、わからないだろう。説明するのも難しい。
となれば、言っていいことと言って悪いことに分類すべきだ。
そう考えて、セシリアはゆっくりと口を開いた。
「昨日。お姉さまのパーティーに行ったとき、学園のホールに入ったのは初めてだったのですが、ここに来たことがあるかもって思いました。夢で見たのかもしれません」
「そうなのね? もしかして、早く帰りたいって言ったのはそれが原因かしら? 過去の記憶が視えて、気持ちが悪くなってしまったとか?」