大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
「セシリア。その力はとても危険なんだ。使い方を間違えれば、怖いことが起こる。だから、その力で視えたことは、家族以外にはけしてしゃべってはならないよ?」
「はい」
セシリアは力強く頷いた。
「でしたら、お父様。わたくしがセシリアを守ります」
「エレノア……? 何を?」
急にエレノアがそんなことを言い出せば、両親の顔には困惑の色が浮かぶ。
「わたくしはジェラルド殿下との婚約を解消します。そうすれば、自由の身。セシリアが言ったフェルトンの街へ行き、砂糖というものを作ってみせましょう」
「いや、それは、私が……」
父親がしどろもどろになりながらも、エレノアを止めようとしているが、彼女はゆるりと首を振った。
「お父様には外交大臣という職務がおありでしょう? それに、公爵領のこともあります」
父親は外交大臣かつケアード公爵。エレノアが言うように、国の外交を引き受けつつ、公爵領で生活を営む民らのことも考えねばならない。幸いにもケアード領は大きな自然災害など起こらず比較的落ち着いているため、国から課せられている税も滞りなく納められている。
「はい」
セシリアは力強く頷いた。
「でしたら、お父様。わたくしがセシリアを守ります」
「エレノア……? 何を?」
急にエレノアがそんなことを言い出せば、両親の顔には困惑の色が浮かぶ。
「わたくしはジェラルド殿下との婚約を解消します。そうすれば、自由の身。セシリアが言ったフェルトンの街へ行き、砂糖というものを作ってみせましょう」
「いや、それは、私が……」
父親がしどろもどろになりながらも、エレノアを止めようとしているが、彼女はゆるりと首を振った。
「お父様には外交大臣という職務がおありでしょう? それに、公爵領のこともあります」
父親は外交大臣かつケアード公爵。エレノアが言うように、国の外交を引き受けつつ、公爵領で生活を営む民らのことも考えねばならない。幸いにもケアード領は大きな自然災害など起こらず比較的落ち着いているため、国から課せられている税も滞りなく納められている。