大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
「ま、まぁ……そうだが……しかし……」
父親からすれば、エレノアもセシリアも可愛い娘。目に入れても痛くないほど可愛がっている娘を手放す形になる。
「あなた。私たちも子離れをするときがきたのかもしれません。エレノアは、学園卒業後は王太子妃教育のために王城へと入る予定でしたから」
「お父さま。フェルトンの街は公爵領からとっても近いです。馬車で二時間くらいです」
「セシリアはお父様とお母様と離れても寂しくないというのか?」
なぜか父親が泣きそうな顔をしている。
「寂しいです。だけど、お姉さまがいるから大丈夫です」
むしろセシリアのその言葉が父親にとどめを刺したのかもしれない。父はいじけたように唇を曲げている。
「あなた。娘たちを信じましょう。それにセシリアが言うように公爵領と近いのですから、一生会えないというわけではないでしょう? お嫁にいくのとはまた違うのですから」
「そうですよ、お父様。お互い、行き来すればよいのです」
愛する妻と娘に言われたら、父親もやっとその気になってきたようだ。
「そうだな。エレノアが王太子殿下との婚約を解消すれば、私たちも無理してここにとどまっている必要はないな……公爵領に戻るか……」
その言葉に引っかかりを感じたセシリアはエレノアに助けを求めるかのように顔を向けたが、それは姉も同じだったようで、目の合った二人は曖昧に微笑んだ。
父親からすれば、エレノアもセシリアも可愛い娘。目に入れても痛くないほど可愛がっている娘を手放す形になる。
「あなた。私たちも子離れをするときがきたのかもしれません。エレノアは、学園卒業後は王太子妃教育のために王城へと入る予定でしたから」
「お父さま。フェルトンの街は公爵領からとっても近いです。馬車で二時間くらいです」
「セシリアはお父様とお母様と離れても寂しくないというのか?」
なぜか父親が泣きそうな顔をしている。
「寂しいです。だけど、お姉さまがいるから大丈夫です」
むしろセシリアのその言葉が父親にとどめを刺したのかもしれない。父はいじけたように唇を曲げている。
「あなた。娘たちを信じましょう。それにセシリアが言うように公爵領と近いのですから、一生会えないというわけではないでしょう? お嫁にいくのとはまた違うのですから」
「そうですよ、お父様。お互い、行き来すればよいのです」
愛する妻と娘に言われたら、父親もやっとその気になってきたようだ。
「そうだな。エレノアが王太子殿下との婚約を解消すれば、私たちも無理してここにとどまっている必要はないな……公爵領に戻るか……」
その言葉に引っかかりを感じたセシリアはエレノアに助けを求めるかのように顔を向けたが、それは姉も同じだったようで、目の合った二人は曖昧に微笑んだ。