大好きなお姉さまが悪役令嬢?!処刑回避のためにひきこもったら、隣国の王子に狙われているようです?
「このさとうきびから甘味料を作るには、正直言って、人手が欲しいです。あれだけのさとうきびを刈り取り、絞って液体を抽出する必要がありますから。ですが、そこまでの作業は単純です。こちらの近くには教会がありましたよね?」
エレノアの言葉に「えぇ」と、さとうきびを離さないボリスが答える。
「あの教会には身寄りのない子どもたちもおりますか?」
「はい……」
「では、その子たちに作業を頼みます。教会は人の善意が集まる場所。ただ善意も自分にゆとりがあるからこそできるのです。しかし今の状況ではこの街にゆとりがあるとは思えない。となれば、教会も決して楽とは言えませんよね?」
「そうです。情けないことですが……申し訳ありません」
そこでボリスはさとうきびを口から離した。きっと、味がしなくなったにちがいない。
「いえ、会長が謝ることではありません。かわりに、教会の力をわたくしに貸してください。子どもたちには三食昼寝付きをお約束します。それに労働に見合った対価も」
エレノアは隣に座る父親と顔を見合わせ、頷き合った。
「よろしいですか?」
有無を言わせぬ迫力に、ボリスも首を縦に振った。
エレノアの言葉に「えぇ」と、さとうきびを離さないボリスが答える。
「あの教会には身寄りのない子どもたちもおりますか?」
「はい……」
「では、その子たちに作業を頼みます。教会は人の善意が集まる場所。ただ善意も自分にゆとりがあるからこそできるのです。しかし今の状況ではこの街にゆとりがあるとは思えない。となれば、教会も決して楽とは言えませんよね?」
「そうです。情けないことですが……申し訳ありません」
そこでボリスはさとうきびを口から離した。きっと、味がしなくなったにちがいない。
「いえ、会長が謝ることではありません。かわりに、教会の力をわたくしに貸してください。子どもたちには三食昼寝付きをお約束します。それに労働に見合った対価も」
エレノアは隣に座る父親と顔を見合わせ、頷き合った。
「よろしいですか?」
有無を言わせぬ迫力に、ボリスも首を縦に振った。