【完結】年の差十五の旦那様Ⅲ~義妹に婚約者を奪われ、冷酷な辺境伯の元に追いやられましたが、毎日幸せです!~
第42話 ずっと、一緒に
その日の夜。私と旦那様は展望台に来ていた。
そこは滞在しているお屋敷から五分程度歩いたところにある小高い丘の上にある。
ちょっとした休憩スペースなんかはあるけれど、基本的にはなにもない。ただ、自然と楽しむだけに作られたようなところ。
私は置いてあるベンチに腰掛けて、そっと空を見上げた。
「すごい……」
今日は幸運にも雲がほとんどなかった。美しく広がる満点の星空に、私はほうっと息を漏らす。
「……ここに来たいと聞いたときは、驚いたが」
旦那様は私の隣に腰を下ろして、私の視線の先を追われた。
「だが、来てよかった。シェリルが満足そうだからな」
そう呟かれた旦那様の言葉は、私の耳にしっかりと届いている。
本来ならばまだ休息が必要とされている私の身体。
けれど魔力がほとんど減っていないこと。その減った魔力自体も眠っている間に回復していたことなどから、帰宅の予定は早められ、出歩く許可も簡単に下りた。
ただ、唯一。旦那様だけが渋いお顔をされていた。
……どうやら、それでも私の身体が心配だったらしい。
「すごく、きれいですよね」
星に視線を向けたまま、私は彼にそう声をかける。旦那様は「あぁ」とだけ返事をくださった。
そこは滞在しているお屋敷から五分程度歩いたところにある小高い丘の上にある。
ちょっとした休憩スペースなんかはあるけれど、基本的にはなにもない。ただ、自然と楽しむだけに作られたようなところ。
私は置いてあるベンチに腰掛けて、そっと空を見上げた。
「すごい……」
今日は幸運にも雲がほとんどなかった。美しく広がる満点の星空に、私はほうっと息を漏らす。
「……ここに来たいと聞いたときは、驚いたが」
旦那様は私の隣に腰を下ろして、私の視線の先を追われた。
「だが、来てよかった。シェリルが満足そうだからな」
そう呟かれた旦那様の言葉は、私の耳にしっかりと届いている。
本来ならばまだ休息が必要とされている私の身体。
けれど魔力がほとんど減っていないこと。その減った魔力自体も眠っている間に回復していたことなどから、帰宅の予定は早められ、出歩く許可も簡単に下りた。
ただ、唯一。旦那様だけが渋いお顔をされていた。
……どうやら、それでも私の身体が心配だったらしい。
「すごく、きれいですよね」
星に視線を向けたまま、私は彼にそう声をかける。旦那様は「あぁ」とだけ返事をくださった。