セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
「アパートの階段から落ちたというのはおそらく一年くらい前のことだと思います。彼女から直接その話を聞いているので間違いないかと」
悟の言葉を聞いて小さくつぶやく。
「……一年前」
それが志歩の失われた期間ということだ。
長いようで短く、短いようで長い期間。
たった一年で結婚までしたと考えるとあまりに短い時間だと思えるが、それだけの変化が起きる時間を失ったと思えば、とても長く感じられた。
不安で思わず眉をひそめれば、悟が優しく語りかけてくる。
「僕たちが出会ったのもその頃だよ。それから半年後に結婚したんだ」
慈しむような表情でそう言われれば嬉しいと感じるものの、記憶がない今は何と言えばいいかわからない。
一言『そうですか』とつぶやくことはできるが、他人事のようなそんな返しはしたくなかった。
結局、ただ曖昧に微笑み、小さく首を縦に動かすことしかできなかった。
悟の言葉を聞いて小さくつぶやく。
「……一年前」
それが志歩の失われた期間ということだ。
長いようで短く、短いようで長い期間。
たった一年で結婚までしたと考えるとあまりに短い時間だと思えるが、それだけの変化が起きる時間を失ったと思えば、とても長く感じられた。
不安で思わず眉をひそめれば、悟が優しく語りかけてくる。
「僕たちが出会ったのもその頃だよ。それから半年後に結婚したんだ」
慈しむような表情でそう言われれば嬉しいと感じるものの、記憶がない今は何と言えばいいかわからない。
一言『そうですか』とつぶやくことはできるが、他人事のようなそんな返しはしたくなかった。
結局、ただ曖昧に微笑み、小さく首を縦に動かすことしかできなかった。