セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
このタイミングなら志歩からではないかと慌てて画面を確認してみれば、発信者はなぜか警備会社のものだった。
志歩に何かあったのではないかと不安になりながら応答する。すぐに緊張感のある声が相手側から聞こえてきて、悟も緊張を覚えた。
悟は緊張からくる生唾を飲み込み、相手の声に耳を傾ける。静かに話を聞いてみると、志歩に何かあったわけではなかったが、衝撃的なことを知らされた。
「っ、まさか……繋がっているのか」
相手に伝えるというよりは、自分に言い聞かせるようにつぶやいた。頭の中で組み立てた仮説に確信を持つために。
悟は報告を聞き終えると、激しい怒りを覚えていた。
なにしろ悟はたった今知ったのだ。志歩を害そうとしている人間が二人もいるという事実を。
もちろん一人は志歩の元カレである俊也という男。そして、もう一人は悟の悩みの種にもなっている人物。恵美理だ。
志歩がここを出て行く少し前、俊也が再び志歩に接触したという報告を警備会社から受けていたが、ここにきてある人物が志歩に接触していたことを知らされた。それが恵美理だというのだ。
確かに女性が志歩と話していたという報告も受けてはいたが、そのときは患者だろうという話だった。それが護衛にあたっていた一人が、このタイミングでその女性が恵美理だったことに気づいたらしい。
どうやら悟と恵美理が婚約関係だった頃に、二人の護衛にあたったことがあるらしく、恵美理の顔を知っていたようだ。ただすぐには思い出せず、遅れての報告となった。
俊也の接触と恵美理の接触。さすがに偶然とは考えにくい。俊也があの日に志歩と接触できたのはイレギュラーが起きたからだ。そして、そのイレギュラーを起こしたのが恵美理となれば、二人は繋がっていると考えるのが筋だろう。
志歩の記憶が戻ったことや、彼女の勘違いからしても、その仮説が正しいと思える。
恵美理は散々悟に復縁を迫っているのだ。志歩に離婚するよう促していてもおかしくない。
記憶が戻ったのも恵美理と接触したからだと考えれば納得がいく。なにしろあの事故の原因は悟と恵美理の会話なのだから。
強い確信を抱いた悟は低い声でつぶやく。
「思い知らせるしかないな」
志歩を迎えに行く前に、彼女に絡みつく害悪を排除しなければならない。悟はすぐさま必要な準備に取りかかった。
志歩に何かあったのではないかと不安になりながら応答する。すぐに緊張感のある声が相手側から聞こえてきて、悟も緊張を覚えた。
悟は緊張からくる生唾を飲み込み、相手の声に耳を傾ける。静かに話を聞いてみると、志歩に何かあったわけではなかったが、衝撃的なことを知らされた。
「っ、まさか……繋がっているのか」
相手に伝えるというよりは、自分に言い聞かせるようにつぶやいた。頭の中で組み立てた仮説に確信を持つために。
悟は報告を聞き終えると、激しい怒りを覚えていた。
なにしろ悟はたった今知ったのだ。志歩を害そうとしている人間が二人もいるという事実を。
もちろん一人は志歩の元カレである俊也という男。そして、もう一人は悟の悩みの種にもなっている人物。恵美理だ。
志歩がここを出て行く少し前、俊也が再び志歩に接触したという報告を警備会社から受けていたが、ここにきてある人物が志歩に接触していたことを知らされた。それが恵美理だというのだ。
確かに女性が志歩と話していたという報告も受けてはいたが、そのときは患者だろうという話だった。それが護衛にあたっていた一人が、このタイミングでその女性が恵美理だったことに気づいたらしい。
どうやら悟と恵美理が婚約関係だった頃に、二人の護衛にあたったことがあるらしく、恵美理の顔を知っていたようだ。ただすぐには思い出せず、遅れての報告となった。
俊也の接触と恵美理の接触。さすがに偶然とは考えにくい。俊也があの日に志歩と接触できたのはイレギュラーが起きたからだ。そして、そのイレギュラーを起こしたのが恵美理となれば、二人は繋がっていると考えるのが筋だろう。
志歩の記憶が戻ったことや、彼女の勘違いからしても、その仮説が正しいと思える。
恵美理は散々悟に復縁を迫っているのだ。志歩に離婚するよう促していてもおかしくない。
記憶が戻ったのも恵美理と接触したからだと考えれば納得がいく。なにしろあの事故の原因は悟と恵美理の会話なのだから。
強い確信を抱いた悟は低い声でつぶやく。
「思い知らせるしかないな」
志歩を迎えに行く前に、彼女に絡みつく害悪を排除しなければならない。悟はすぐさま必要な準備に取りかかった。