セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
悟と共に壇上から降りると、悟の父が乾杯の挨拶を行い、その後は歓談タイムへと移行する。
今ならば話せるのではないかと、志歩は悟に先ほどの真意を尋ねようとしたものの、祝いの言葉を述べに来る人が次から次に現れるものだから、悟と話すタイミングは少しも訪れなかった。
ひたすら悟と共にお礼の言葉を述べ、気づけばパーティーはもう終わりの時間へ。中締めの挨拶が始まる。
そこからほどなくして閉会の挨拶があり、ゲストが退場すれば、ようやく落ち着いた時間が訪れた。
志歩はすぐさま悟に話しかける。
「あの、悟さん」
「ごめんね。立ちっぱなしで疲れたよね」
「いえ、それは大丈夫ですが、そうではなくて、どうしてこんなにも大勢の前で結婚の報告をしたんですか……?」
「結婚発表は元々する予定だっただろう?」
悟の言う通り、どこかで結婚発表をするとは聞いていたが、それは恵美理とのことを知る前のことだ。
「そうですけど……もう私たちは……」
その先の言葉を言いあぐねていると、突然、背後から棘のある声が聞こえてきた。
「悟さん! いったいどういうことなの」
振り返ってみれば、そこにいたのは恵美理。彼女と目が合うと強く睨まれ、志歩はとても居たたまれない気持ちになった。申し訳なくてたまらない。
俯く志歩と怒りをあらわにする恵美理に、悟は静かに「場所を変えよう」とだけ言う。三人はなんとも形容しがたい空気のまま、隣の小宴会場へと移動した。
今ならば話せるのではないかと、志歩は悟に先ほどの真意を尋ねようとしたものの、祝いの言葉を述べに来る人が次から次に現れるものだから、悟と話すタイミングは少しも訪れなかった。
ひたすら悟と共にお礼の言葉を述べ、気づけばパーティーはもう終わりの時間へ。中締めの挨拶が始まる。
そこからほどなくして閉会の挨拶があり、ゲストが退場すれば、ようやく落ち着いた時間が訪れた。
志歩はすぐさま悟に話しかける。
「あの、悟さん」
「ごめんね。立ちっぱなしで疲れたよね」
「いえ、それは大丈夫ですが、そうではなくて、どうしてこんなにも大勢の前で結婚の報告をしたんですか……?」
「結婚発表は元々する予定だっただろう?」
悟の言う通り、どこかで結婚発表をするとは聞いていたが、それは恵美理とのことを知る前のことだ。
「そうですけど……もう私たちは……」
その先の言葉を言いあぐねていると、突然、背後から棘のある声が聞こえてきた。
「悟さん! いったいどういうことなの」
振り返ってみれば、そこにいたのは恵美理。彼女と目が合うと強く睨まれ、志歩はとても居たたまれない気持ちになった。申し訳なくてたまらない。
俯く志歩と怒りをあらわにする恵美理に、悟は静かに「場所を変えよう」とだけ言う。三人はなんとも形容しがたい空気のまま、隣の小宴会場へと移動した。