セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
「そんなこと言わないで。せっかくだからゆっくり見ていってよ。運よく僕と会えたことだし、どこか部屋を取るから。そこでゆっくりしておいで」
「ええ!? いや、そんなこと――」
「ごめん、ちょっと待っていて」
志歩が断りの言葉を最後まで言う前に、悟は受付の方へと移動してしまった。
どうやらチェックイン待ちの客に気づいて対応に向かったようだ。社長自ら客を受付まで案内している。
制服は着ていないものの、物腰柔らかな悟の接客は、一流ホテルマンのそれにしか見えない。
きっと彼の客を大事にする思いが、従業員にも行き渡っているのだろう。だからこそ、志歩はこの空間を美しいと感じられたのだ。
悟は受付スタッフに引継ぐとすぐに志歩のところへ戻ってくる。
「お待たせ。行こうか」
「行くって……」
「部屋押さえたから」
「えっ、もう!? すみま――」
驚いて咄嗟に謝罪の言葉が出かけるが、もう押さえてしまったのなら、もっとふさわしい言葉がある。
「ありがとうございます。悟さん」
微笑んで礼を言えば、悟も嬉しそうに微笑み返してくれた。
「ええ!? いや、そんなこと――」
「ごめん、ちょっと待っていて」
志歩が断りの言葉を最後まで言う前に、悟は受付の方へと移動してしまった。
どうやらチェックイン待ちの客に気づいて対応に向かったようだ。社長自ら客を受付まで案内している。
制服は着ていないものの、物腰柔らかな悟の接客は、一流ホテルマンのそれにしか見えない。
きっと彼の客を大事にする思いが、従業員にも行き渡っているのだろう。だからこそ、志歩はこの空間を美しいと感じられたのだ。
悟は受付スタッフに引継ぐとすぐに志歩のところへ戻ってくる。
「お待たせ。行こうか」
「行くって……」
「部屋押さえたから」
「えっ、もう!? すみま――」
驚いて咄嗟に謝罪の言葉が出かけるが、もう押さえてしまったのなら、もっとふさわしい言葉がある。
「ありがとうございます。悟さん」
微笑んで礼を言えば、悟も嬉しそうに微笑み返してくれた。