セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
悟の案内に従い、用意してくれたという客室へと向かう。なんだか随分と高層階に来たような気がすると思っていれば、悟が用意した部屋はこれまた驚きの部屋だった。
「ごめんね。ロイヤルスイートは用意できなかったんだ。でも、今空いているスイートで一番いいところにしておいたよ」
気ままにやって来た人間にいきなりスイートルームをあてがうのは間違っているだろう。いくら何でもこの部屋に素直に入ることはできない。
「そんな、普通のお部屋で大丈夫です。スイートなんてだめですよ。だって、私が利用してしまったら、その分損失になりますよね?」
「大丈夫だよ。この部屋に急遽予約が入ることはまずないから」
「いや、でも……」
「それに必要な費用は僕のポケットマネーから出しておくから心配はいらない。志歩さんは何も気にせずゆっくり過ごして」
さあ、さあと悟の瞳が志歩を中へと促す。こうなってはもう引いてくれないだろう。
恐れ多い気持ちでいっぱいだが、悟があまりにも楽しそうだから、志歩はとうとう絆されてしまった。
「もう……妻だからって甘やかしすぎですよ」
「それはしかたがない。かわいい奥さんはいくら甘やかしても、甘やかし足りないからね」
美しい顔でウィンクしながらのその台詞は卑怯だろう。悟への気持ちを忘れていたって、胸がときめいてしまう。
それを悟に知られるのは恥ずかしくて、志歩はそそくさとスイートルームの中へと足を踏み入れた。
そうして志歩の前に現れたのは普通の客室よりも明らかにゆったりとして広い空間だった。
なにしろリビングルームとベッドルームが仕切りで分けられているのだ。リビングにはそこそこ大きなソファーが置かれていて、この場所だけでも十分ゆっくりとくつろげるだろう。
初めてのスイートルームに一人感心する中、悟はなにやら電話をしている。仕事で何かあったのかもしれない。
それならば邪魔をしてはいけないとソファーの端にちょこんと座って待つ。そのまま周囲をぐるりと見回していれば、わずか数分で電話を終えた悟が志歩の隣に腰かけてきた。
「ごめんね。ロイヤルスイートは用意できなかったんだ。でも、今空いているスイートで一番いいところにしておいたよ」
気ままにやって来た人間にいきなりスイートルームをあてがうのは間違っているだろう。いくら何でもこの部屋に素直に入ることはできない。
「そんな、普通のお部屋で大丈夫です。スイートなんてだめですよ。だって、私が利用してしまったら、その分損失になりますよね?」
「大丈夫だよ。この部屋に急遽予約が入ることはまずないから」
「いや、でも……」
「それに必要な費用は僕のポケットマネーから出しておくから心配はいらない。志歩さんは何も気にせずゆっくり過ごして」
さあ、さあと悟の瞳が志歩を中へと促す。こうなってはもう引いてくれないだろう。
恐れ多い気持ちでいっぱいだが、悟があまりにも楽しそうだから、志歩はとうとう絆されてしまった。
「もう……妻だからって甘やかしすぎですよ」
「それはしかたがない。かわいい奥さんはいくら甘やかしても、甘やかし足りないからね」
美しい顔でウィンクしながらのその台詞は卑怯だろう。悟への気持ちを忘れていたって、胸がときめいてしまう。
それを悟に知られるのは恥ずかしくて、志歩はそそくさとスイートルームの中へと足を踏み入れた。
そうして志歩の前に現れたのは普通の客室よりも明らかにゆったりとして広い空間だった。
なにしろリビングルームとベッドルームが仕切りで分けられているのだ。リビングにはそこそこ大きなソファーが置かれていて、この場所だけでも十分ゆっくりとくつろげるだろう。
初めてのスイートルームに一人感心する中、悟はなにやら電話をしている。仕事で何かあったのかもしれない。
それならば邪魔をしてはいけないとソファーの端にちょこんと座って待つ。そのまま周囲をぐるりと見回していれば、わずか数分で電話を終えた悟が志歩の隣に腰かけてきた。