セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
「え?」
志歩は何事かと背後を振り返る。すぐ後ろに立っていたその人物を目にした途端、志歩の体はピシリと固まって動かなくなった。
「やっぱり志歩か。ちょっと来いよ」
「……俊也? どうして……」
あの最低最悪の裏切り以来の再会に、志歩の胸は己の意思とは無関係に強く痛む。負の感情がぞわぞわと奥底から這い上がり、体が震え上がった。
動けないでいる志歩を、俊也は強引に引っ張る。
「話があるんだよ。いいから来いって」
強く引っ張られて、たたらを踏む。自分の意思ではないにせよ、体が動いたことで我に返った志歩はようやく抵抗を試みた。
「……いやっ」
その場に踏ん張り、つかまれた手を強く引くが俊也はびくともしない。
「ちょっと放しなさいよ」
加奈が加勢して、俊也の手を引き剥がしにかかる。
「は? 関係ないやつは引っ込んでろよ」
俊也は志歩をつかんでいる手とは反対の手で、加奈を突き飛ばした。
「加奈!」
加奈はよろけたものの、すぐに体勢を戻して、俊也の足を思いきり踏みつけている。
「っ!」
「大丈夫だから。あんなのほっといて行くよ」
「……うん」
悶える俊也に背を向け、速足で駅へ向かって歩く。
しかし、俊也もすぐに追いかけてきた。
志歩は何事かと背後を振り返る。すぐ後ろに立っていたその人物を目にした途端、志歩の体はピシリと固まって動かなくなった。
「やっぱり志歩か。ちょっと来いよ」
「……俊也? どうして……」
あの最低最悪の裏切り以来の再会に、志歩の胸は己の意思とは無関係に強く痛む。負の感情がぞわぞわと奥底から這い上がり、体が震え上がった。
動けないでいる志歩を、俊也は強引に引っ張る。
「話があるんだよ。いいから来いって」
強く引っ張られて、たたらを踏む。自分の意思ではないにせよ、体が動いたことで我に返った志歩はようやく抵抗を試みた。
「……いやっ」
その場に踏ん張り、つかまれた手を強く引くが俊也はびくともしない。
「ちょっと放しなさいよ」
加奈が加勢して、俊也の手を引き剥がしにかかる。
「は? 関係ないやつは引っ込んでろよ」
俊也は志歩をつかんでいる手とは反対の手で、加奈を突き飛ばした。
「加奈!」
加奈はよろけたものの、すぐに体勢を戻して、俊也の足を思いきり踏みつけている。
「っ!」
「大丈夫だから。あんなのほっといて行くよ」
「……うん」
悶える俊也に背を向け、速足で駅へ向かって歩く。
しかし、俊也もすぐに追いかけてきた。