セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
志歩は流れゆく景色を見ながらも、時折ちらりと悟へと目を向ける。
悟に心の中をさらけ出して以来、かなり強く悟のことを意識していて、気づけばこうして視線を向けてしまう。
家で一緒にいるときには比較的よく目が合う悟だが、運転しているときばかりは志歩だけが彼を見ていられる。だから、ついつい見てしまうのだ。
横から見る悟の運転姿のなんとセクシーなことか。
初めてこの車に乗ったときは高級車に乗ることに対して心臓をバクバクとさせていたが、今は違う意味でドキドキしている。
ちらちらと悟を見つめては一人で胸を高鳴らせる。
「そんなに僕を見つめてどうしたの? 何か話したいことでもある?」
「あっ、いや、何でもないです……」
そこまでまじまじとは見ていなかったつもりが、悟にばれていたとわかって、決まりが悪くなる。
志歩は慌てて視線を逸らすが、悟は軽く肩を揺らしながら笑っている。志歩の行動はすべてお見通しなのだろう。今さら取り繕っても何の意味のないのだと気づき、志歩は視線を正面へと戻した。
悟に心の中をさらけ出して以来、かなり強く悟のことを意識していて、気づけばこうして視線を向けてしまう。
家で一緒にいるときには比較的よく目が合う悟だが、運転しているときばかりは志歩だけが彼を見ていられる。だから、ついつい見てしまうのだ。
横から見る悟の運転姿のなんとセクシーなことか。
初めてこの車に乗ったときは高級車に乗ることに対して心臓をバクバクとさせていたが、今は違う意味でドキドキしている。
ちらちらと悟を見つめては一人で胸を高鳴らせる。
「そんなに僕を見つめてどうしたの? 何か話したいことでもある?」
「あっ、いや、何でもないです……」
そこまでまじまじとは見ていなかったつもりが、悟にばれていたとわかって、決まりが悪くなる。
志歩は慌てて視線を逸らすが、悟は軽く肩を揺らしながら笑っている。志歩の行動はすべてお見通しなのだろう。今さら取り繕っても何の意味のないのだと気づき、志歩は視線を正面へと戻した。