セカンドマリッジ ~病室で目覚めたら、夫と名乗るイケメン社長との激甘夫婦生活が始まりました~
「えー、まだする!」
先ほど見かけた子供が駄々をこねている。兄弟のうち兄の方が満足していないようだ。弟の方はもう疲れて、母親と一緒に座り込んでいる。
「もうママ疲れちゃった。ほらパパとやってきたら?」
「やだ! パパとやると怖いもん。ママがいい」
すぐそばに父親はいるが、子供は嫌だと首をブンブンと横に振っている。
「はあー、いつもあなたが力任せにやるからよ。どうして力加減ができないのかしら」
「ごめん。してるつもりなんだけど」
しゅんとしている父親を見れば、随分とたくましい体つきをしている。志歩の手で囲えるだろうかというくらい太い腕だ。あの筋肉で力加減なしにシャトルを打たれたらたまったものではない。子供が怖がるのも無理ないと思えた。
子供はまだなおぐずっている。
「悟さん。私たちで相手してあげられないですかね」
人様の子供を預かるには責任が伴うが、目の届く範囲でバドミントンの相手をするくらいならばできるかもしれない。せっかくここまで来ているのだから、心置きなく楽しんでほしい。
そんな思いで口にした提案に、悟は優しく微笑んでくれる。
「訊いてみようか」
否定されなかったことに安堵し、志歩の顔にも笑みが浮かぶ。
志歩と悟は落ちていたシャトルを拾い上げると、すぐに家族のもとへと向かった。
先ほど見かけた子供が駄々をこねている。兄弟のうち兄の方が満足していないようだ。弟の方はもう疲れて、母親と一緒に座り込んでいる。
「もうママ疲れちゃった。ほらパパとやってきたら?」
「やだ! パパとやると怖いもん。ママがいい」
すぐそばに父親はいるが、子供は嫌だと首をブンブンと横に振っている。
「はあー、いつもあなたが力任せにやるからよ。どうして力加減ができないのかしら」
「ごめん。してるつもりなんだけど」
しゅんとしている父親を見れば、随分とたくましい体つきをしている。志歩の手で囲えるだろうかというくらい太い腕だ。あの筋肉で力加減なしにシャトルを打たれたらたまったものではない。子供が怖がるのも無理ないと思えた。
子供はまだなおぐずっている。
「悟さん。私たちで相手してあげられないですかね」
人様の子供を預かるには責任が伴うが、目の届く範囲でバドミントンの相手をするくらいならばできるかもしれない。せっかくここまで来ているのだから、心置きなく楽しんでほしい。
そんな思いで口にした提案に、悟は優しく微笑んでくれる。
「訊いてみようか」
否定されなかったことに安堵し、志歩の顔にも笑みが浮かぶ。
志歩と悟は落ちていたシャトルを拾い上げると、すぐに家族のもとへと向かった。