俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
今日も健一の誘いをすげなく断るつもりで

「あまりお腹すいてないからこんな
|時間だしもう今日は帰る」

そう言って事務所を出ようとしたが

「だめですよ。ちゃんと食べないと疲れが
取れませんよ。美味しいお茶漬け専門店を
知っているんです。タクシーで五分位の
とこなんで行きましょうよ」

と言って優依の腕を取って引っ張て行く

お茶漬けか!食べたい誘惑に負けた。

健一に連れていかれたお茶漬け専門のお店は、知る人ぞ知ると言う感じの隠家のようなお店だった。

お茶漬けと美味しい漬物が、名物でさらっと食べられる稲庭うどんなんかもあった。

優依は鯛茶漬けと美味しそうなお漬物のセットを頼んだ。

カウンターが10席だけの小さな店は、こんな時間だからか一杯で健一が予約をしていてくれたらしくカウンターの一番端の席にすぐに座れた。

「ケンちゃん今日は素敵なお嬢さんを
連れて珍しいわね」

とおかみさんらしき人に揶揄われていた。

「由美子さんこちらがぼくの命の恩人の
娘さんで優依さんです。
やっと連れてこれたんだ」

「まあ、そうだったのね。
優依さん初めまして、ケンちゃんの
命の恩人の娘さんに会えて私も嬉しいわ。
ケンちゃんの母親の恵子とは親友なのよ。
だからあの時の話も聞いていたの。
でもごめんなさいね。
悲しいこと思い出させて」

優依は何と言っていいかわからず挨拶だけはして、ただ微笑んでおいた。
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