俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
優依は次の日、こっそりとホテルの料理長を訪ねて、無理難題を押し付けてしまったことを謝ってちょっした癒しグッズをプレゼントしたのだ。

料理長はすごく感激してくれて、優依は料理長とすっかり仲良くなっていた。

妖精のランチプレートと並行して、ラウンジも秋のメニューになるのだが、そのメニューについても優依に相談してくれたが、部外者がここまで関わっていいのかと心配になり研吾にも確認を取った。

研吾はいつの間にそんなに料理長と仲良くなっていたんだとちょっと不機嫌そうに言われたので、

「そうだよね、完全に部外者の私が
ラウンジのメニューまで口出しする
のはおかしいよね。
料理長にはそういって断るね」

と優依が申し訳なさそうに言うと

「違うよ。優依が料理長にアイデアを
出してくれるのは全然構わない。
むしろありがたい。
ただ二人だけで会うのはだめだ。
料理長も男だからな」

優依は“へえっ”と声を出しそうになった。

料理長は50代の男性でもうすぐ孫が生まれると喜んでいるような人なのだ。

「とにかく、料理長と会うときは
俺も同席するからな」

と相変わらずの俺様発言。

このころになると、研吾は優依と呼び捨てにして優依にも研吾というように言っていて、そして敬語も禁止という研吾の俺様が発動していた。

一応結城グループとの仕事は終わったのでプライベートの付き合いだから優依もまあいいかと思い研吾の言うようにしている。

「ふ~ん、分かった」

といったもののよくわかっていない優依に

「なんか文句あるのか?」

と聞く研吾にフルフルと首を横に振っておいた。
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