俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
「そうなんですよ。それでその一週間後新婚旅行にパリとプロヴァンスに連れて行ったんです。それからうちの事務所はパリスタイルでと言う人が多くなって、パリスタイルのモデルルームまで作ったんですよ。やっぱり本物に触れてパリの風を感じるのは大事ですね」

美玖を見ながらやさしく笑う榊に、優依はほっこりしてほほ笑んだ。

「プロヴァンスまで回るには一週間位
かかりますか?」と研吾

「彼女に本物見せたくて」

と言う研吾に優依はびっくりして目を向けた。

「そうですね。1週間でもパリ3泊プロヴァンス2泊しかできないですからね」

「5日くらいなら何とかなるんですが…」

「それならパリだけにしたほうがいいですよ。もう1日あればプロヴァンスまで電車で日帰りも可能ですけどね。パリにつく時間が朝で帰りが夜便なら5日でもプロヴァンスまで日帰りが可能かもしれないですけど、そんな便あればいいですけれど…パリからエクスアンプロヴァンス迄はTGVで約3時間ですからね」

「それなら何とかなります。ありがとうございます。優依行くぞパリ!」

「へえ?」

ときょとん顔の優依が間の抜けた返事をしたものだから三人は大笑いしていた。

研吾は榊と意気投合して、大阪のホテルも沖縄のホテルも榊に任せると言って、晴れ晴れとして会社に戻ってきた。

これで考える事の半分を榊に任せることができる。

後はその提案に対して研吾が決済をすればいい。

もちろん詳細はこれから何度も話し合って詰めなくてはならないけれど肩の荷が少し軽くなったと言って榊を見つけてきた優依にお礼を言った。

そして、俺の目に狂いはなかったと言って、梅本が帰った副社長室で優依を膝の上に乗せて抱きしめてぐいぐい迫る研吾に、あきれている優依だ。

そしてその後優依に5日間の日程を確保させた。
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