俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
「おいそこの秘書、こっちに座れ話がある」

「そこの秘書とは私の事ですか?
梅本さんもそこの秘書ですが」

と切り返した。

「お前に決まってるだろう」

「お前と言われても私には西本優依
と言う名前があるんですが、会長に
お前呼ばわれする謂れはないです」

ちょっと頭にきた優依ははっきり文句を言ってやった。

社長の奥様つまり研吾の母は、はっと息をのんで口角を上げた。

つまりにやっと悪いお顔をなさったのだ。

「なんだ。口の減らん奴だな。
お前は研吾とどういう関係なんだ。
役員会では研吾がアプローチ中とか訳の
分からんことを言っておったそうだが、
儂はお前のようなど庶民の礼儀も作法も
何も知らん奴を結城の家に入れる気は
ないからな。研吾もよく覚えておけ」

「別に家に入れていただかなくても
いいですよ。今俺自身家を出ているん
ですから」

「馬鹿もん、そういう意味じゃないと
分かっておるだろう。あまたの良家の
お嬢様の縁談を断ってこんなろくでもない
女に引っ掛かりおって、秘書にしてそばに
置いておくなど恥ずかしい。
愛人なら隠しておけ」
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