俺様御曹司は姉御肌で破天荒な美女を堕とせるか?
「じゃあ私はこれで失礼します。
後は二人で話し合ってくださいね。
研吾さんあまり優依をいじめないで
くださいね。
私の大好きな親友なんですから」

そう言ってマリはさっさと帰っていった。

ええ~っお見合いじゃないんだから“あとは若いお二人で”みたいな事言って、行っちゃったよと、マリの背中を唖然と不安げに見送る優依に研吾は

「じゃあ、優依さんここでは迷惑に
なるといけないので、事務所の
ほうに移りましょう」

と研吾は優依をフロントの奥の事務所に案内してくれた。

そこの打ち合わせスペースで、詳しい話を聞いた。

仕事の話なら問題ない。相手がイケメンであろうとお祖父さんだろうといつもの調子が戻ってきた。

研吾は、この夏に開催するイベント用に妖精のフィギュアをオリジナルで作ってほしいと言うのだが、オリジナルならどんな形で大きさはどれくらいにするのか、衣装はとか、時間がないのに決めることが多い。

マリにちらっと聞いていただけなのだが、前に造ったバレリーナのサンプルがあったのでそれは一応持ってきたのだ。

それを見ながら大きさは一回り大きくして、背中の羽根の付け根にリボンを付けて吊るせるようにしてはどうかとか、手足を動かせるようにすると費用がかなりかかる事を伝えるとそれは全体の見積もりを見て考えると言うことになった。

問題は妖精に着せる衣装だ。

それも服は三色にしたいという。結構前準備がいる。

ホテル・ラ・ルミエールのロゴをどこかに入れたいという事なのでこれもまた、大変だ。
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