悪辣外科医、契約妻に狂おしいほどの愛を尽くす【極上の悪い男シリーズ】
動揺しながらもなんとか言い訳を口にすると。
「もしかして、これのこと?」
彼がポケットの中から油性ペンで【小児整形】と書かれたゴムボールを取り出したので、私は大きく首を上下させ頷く。
「そこに落ちてたよ。どうしてこんなものがあるのか、不思議に思ってたんだが」
「子どもたちと約束したんです。そのボールを、プレイルームに返すって」
「了解。ならこれは僕が返しておくよ」
そう言ってボールをポケットにしまう。「それで――」と話題を切り替えると、私に押し迫るように暗い資材庫の奥へと足を進めた。
「質問の続きだ。君はどうして、こんな場所に隠れているの?」
「それは……その、ボールを取りに来たら、真宙さんが――」
「僕が女性と一緒にいたから、思わず隠れちゃった――って?」
再び苦笑する彼。私がアレを見ていたと、とっくに気付いている。
それならどうして弁解しないの? それとも、あの女性とはなんの関係もないと言い張るつもりだろうか。
いずれにせよ、これ以上ごまかしたところで意味はないので、真正面から尋ねようと覚悟を決める。
「あの方は真宙さんの…………彼女、ですか?」
ストレートに問いただすと、真宙さんは「違うよ」と答えてにっこりと笑った。
「しつこくつきまとわれて困ってるんだ。病院の中まで追いかけられて迷惑してる」
「もしかして、これのこと?」
彼がポケットの中から油性ペンで【小児整形】と書かれたゴムボールを取り出したので、私は大きく首を上下させ頷く。
「そこに落ちてたよ。どうしてこんなものがあるのか、不思議に思ってたんだが」
「子どもたちと約束したんです。そのボールを、プレイルームに返すって」
「了解。ならこれは僕が返しておくよ」
そう言ってボールをポケットにしまう。「それで――」と話題を切り替えると、私に押し迫るように暗い資材庫の奥へと足を進めた。
「質問の続きだ。君はどうして、こんな場所に隠れているの?」
「それは……その、ボールを取りに来たら、真宙さんが――」
「僕が女性と一緒にいたから、思わず隠れちゃった――って?」
再び苦笑する彼。私がアレを見ていたと、とっくに気付いている。
それならどうして弁解しないの? それとも、あの女性とはなんの関係もないと言い張るつもりだろうか。
いずれにせよ、これ以上ごまかしたところで意味はないので、真正面から尋ねようと覚悟を決める。
「あの方は真宙さんの…………彼女、ですか?」
ストレートに問いただすと、真宙さんは「違うよ」と答えてにっこりと笑った。
「しつこくつきまとわれて困ってるんだ。病院の中まで追いかけられて迷惑してる」