怪盗が最後に盗んだもの
「フローレンスは知らないと思うけど、僕は小さい頃から君を知っているんだ。屋根裏にいた君をこっそり見たことがある。その時からずっと思っていたんだ。すごく綺麗な子だなって」

怪盗シャハルの言葉にフローレンスの顔に熱が集まる。人から褒められたことなど一度もなかったのだ。それと同時に眠気が襲ってくる。

「今日は刑事に変身して演技したり、色々と疲れたでしょ?眠っていていいよ。家に着いたら僕がキスで起こしてあげるから」

「フフッ……。何ですかそれ……」

フローレンスは笑った後、ゆっくりと目を閉じる。数秒後には寝息が怪盗シャハルの耳に届いた。

「おやすみ。僕の眠り姫」

怪盗シャハルはそっと微笑み、やっと手に入れることができた宝石にそっと口付けを落とした。









< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

I want to spend the rest of my life with you

総文字数/3,546

恋愛(純愛)8ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「愛してる」の言葉じゃ足りないくらいに君が好き
Makeup

総文字数/2,776

恋愛(純愛)7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
魅惑の時に酔いしれ溺れていたいの
恐怖探偵団と呪われた願い事

総文字数/24,949

ホラー・オカルト57ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
人の言葉は、ただの言葉じゃない。 悲しみ、嬉しさ、様々な感情を届けてしまう。 「言葉が時に呪いとなってしまうこともあるの」 私の言葉は、誰かの呪いになっていないかしら?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop