身代わり聖女になったら、なぜか王太子に溺愛されてます!?
「エルダ様が……?」
マルナは驚いたようにまばたきをした。
「学問をおさめるのも悪くはないだろう。王宮研究所のベルナンのもとで働かないか? 膨大な資料を読まされるだろうが、難なくやれるのではないかと期待している」
「マルナ……っ」
エリシアはぼう然とするマルナに駆け寄り、手を握った。彼女はたくさんの命を救いたいと願っていたのではないか。
「光栄な話だと思うわ。絶対に行くべきよ」
「でも、ルルカは病院でしょう? 私までシムアを離れたら……」
「エルダはおまえたちに残ってほしいとは思っていない」
戸惑うマルナに、カイゼルがぴしゃりと言う。
「エルダ様がそうおっしゃったんですか?」
「聞けば、おまえたちはまだ修道女としての最終試験を受けてないそうじゃないか。いつでもシムアから出ていけるよう、エルダは準備していたと話していたぞ」
「そうだったの?」
エリシアが驚いて尋ねると、マルナは気まずそうにうなずく。
「エルダ様が試験を受けさせてくれないのは、私たちが未熟だからだと思ってたわ」
「だったら、薬師になることもできるんじゃないの?」
「薬師に? 私が?」
「マルナならなれるよ。何も、研究所に行ったからってシムアを訪ねたらいけないって言ってるわけじゃないし、エルダ様だって、マルナが研究所で頑張ってるって聞いたら喜ぶと思うわ」
「エリシア……あなたって人は……」
マルナは泣き出しそうな顔で笑むと、すぐに真面目な表情になり、カイゼルに向き合う。
「私も、喜んでお受けいたします」
「うむ。では最後に、エリシア」
マルナは驚いたようにまばたきをした。
「学問をおさめるのも悪くはないだろう。王宮研究所のベルナンのもとで働かないか? 膨大な資料を読まされるだろうが、難なくやれるのではないかと期待している」
「マルナ……っ」
エリシアはぼう然とするマルナに駆け寄り、手を握った。彼女はたくさんの命を救いたいと願っていたのではないか。
「光栄な話だと思うわ。絶対に行くべきよ」
「でも、ルルカは病院でしょう? 私までシムアを離れたら……」
「エルダはおまえたちに残ってほしいとは思っていない」
戸惑うマルナに、カイゼルがぴしゃりと言う。
「エルダ様がそうおっしゃったんですか?」
「聞けば、おまえたちはまだ修道女としての最終試験を受けてないそうじゃないか。いつでもシムアから出ていけるよう、エルダは準備していたと話していたぞ」
「そうだったの?」
エリシアが驚いて尋ねると、マルナは気まずそうにうなずく。
「エルダ様が試験を受けさせてくれないのは、私たちが未熟だからだと思ってたわ」
「だったら、薬師になることもできるんじゃないの?」
「薬師に? 私が?」
「マルナならなれるよ。何も、研究所に行ったからってシムアを訪ねたらいけないって言ってるわけじゃないし、エルダ様だって、マルナが研究所で頑張ってるって聞いたら喜ぶと思うわ」
「エリシア……あなたって人は……」
マルナは泣き出しそうな顔で笑むと、すぐに真面目な表情になり、カイゼルに向き合う。
「私も、喜んでお受けいたします」
「うむ。では最後に、エリシア」