それは麻薬のような愛だった
「しず…」
言葉尻を待たずして雫の身体が降ってきた。唇が伊澄の耳に触れ、首筋から下へと降りていく。
「…っ」
短い声が漏れた時にはもう遅く、伊澄は雫の唇を奪っていた。唾液から感じる強いアルコールの香りに、それだけで酔ったような感覚に陥る。
本能に負け、伊澄の手は欲望のままに雫の柔く大きな胸に触れる。頂を弾き、摘み、雫が反応して仰け反れば追いかけるようにそれを食む。
汗の匂いすらも雫を感じて興奮が掻き立てられ、本能のままに胸元に幾つもの所有印を刻みつけた。目の前の女をモノにしたいという醜い我欲は、もう止まらなくなっていた。
「…は、ああ…ん…っ」
舌先で先端を転がせば漏れる甘い声。己の下に集まる熱に伊澄はギリ、と唇を噛み締める。
ゆっくりと雫の脚を撫でながら秘部へと指を動かせば、ショーツ越しでも分かるほどに濡れそぼっていた。
「…っ、い、っ、ああ…っ」
その割れ目を少し撫でただけで雫は大きく身体を震わせた。軽い絶頂を迎えたのだと知ると同時、雫の身体は力無く伊澄の上へと落ちてきた。
「雫…」
その頃には伊澄の理性は存在を失くし、雫の小さな身体を一度抱きすくめる。深く長い息を吐き、少しだけ密着していた肌を離してくるりと上下の配置を回転させた。
「…ちょっと待ってろ」
流石にこのまま進めるのは不味いと、力無くソファに寄りかかる雫を残して一旦席を外そうとした。
しかし伊澄が立ちあがろうとした瞬間、雫によって勢いよく腕を掴まれた。