あなたの姫は私だけ
好きなことをしてていいと言われたけど、何かしたいわけでもないし何をしたらいいのかもわからない。

ただずっと考え事をしていた。


「お母さん…」


考えることはお母さんのことばかり。

あの男がお母さんを利用してるだけなこと、私は知っていた。

お母さんに話そうとしたけど、聞く耳なんてもってもらえなかったから話すことができなかった。


色々考えてるうちに、私は寝ていたらしい。

気づいたら、助けてくれた人が帰ってきて起こしてくれた。


「起きろ」

「………ん……あれ…?」

「うなされてたぞ」

「え?あ…お帰りなさい…」


仕事帰りの彼は、疲れてる顔をしていた。


「ただいま。ベッドで寝るぞ」

「あ…えっと…お腹、すいてませんか?」


少し何か食べてもらいたい。

疲れてるかもしれないけど、ちゃんと食べないと疲れも取れないと思うし…。
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