愛は花あられ
そして、次の日の朝。
目が覚め、ふと横を向いて見ると、朝が弱い師道社長はまだ眠っていた。
わたしたちは、同じ寝室に寝てはいるが、ベッドは別で間にサイドテーブルを挟んでベッドを並べて寝ているのだ。
時刻を確認すると、6時35分。
香川さんが迎えに来るのが8時半だから、まだ時間に余裕はあるけど、起きてゆっくり準備でもしよう。
そう思いベッドから出ると、わたしはまず朝イチで水分補給をして、それから洗面所へ向かった。
洗顔をし、肌を保湿して、歯を磨く。
そして、寝癖を直そうとヘアアイロンを棚から出そうとした時だった。
「おはよう、妃都。」
そう言って、師道社長が後ろから抱きついてきた。
わたしは驚き、「し、師道社長。おはようございます。今日は早い起床ですね。」と言った。
「起きたら、横に妃都が居なかったから。」
師道社長はそう言って、わたしの肩に顔を乗せた。
それから耳にキスをしてきたのだ。
「ひゃっ!」
わたしが大袈裟に反応し、耳を赤く染めると、師道社長は「あれ?妃都って、もしかして耳弱い?」と言ってきた。
は、恥ずかしい、、、わたしとしたことが、、、
変な声を上げてしまった。