愛は花あられ

その後、お風呂を済ませたわたしたちはソファーに座り、師道社長は眼鏡をかけながら新聞に目を通していて、わたしはテレビを見ていた。

すると、新聞を畳み眼鏡を外した師道社長は、「おいしょ!」と言いながら、ソファーに横になり、わたしの膝に頭を乗せてきた。

「え?!師道社長?!」
「んー、妃都は細いから太腿の肉がないなぁ。もう少し太ってもいいんじゃない?」
「何ですか?突然、人の膝に寝転がってきてクレームですか?」

わたしは膝枕に少し照れながらそう言った。

「クレームなんかじゃないよ。妃都は細過ぎるからさ。もし、妃都が太っても俺は嫌いになったりしないよ?」
「今のところ太る予定はないので、、、お気に召さないなら、起き上がったらいいじゃないですか。」

わたしが不満そうな口調でそう言うと、師道社長はわたしのお腹の方に顔を向けるように横向きになり、わたしのお腹に顔をつけた。

「ちょ!ちょっと師道社長!」
「妃都の膝、落ち着く。」

そう言って、師道社長は目を閉じた。

「、、、こんなとこで寝たら、風邪引きますよ。」
「大丈夫。ちゃんと寝室で寝るから。でも、もう少しこのままで居させて。」

そう言いつつ、師道社長はすぐに寝息を立て始めた。

疲れてないとか言って、本当は疲れてるんじゃない。

師道社長、、、可愛いなぁ。

仕事の時はキリッとしてるのに、家では甘えん坊で、、、そのギャップはわたししか見られない特権だよね。

わたしはそっと師道社長の髪の毛に触れ、それから師道社長を起こさないように頭に手を乗せた。

何か、、、癒される。
もう少し、わたしもこのまま師道社長の寝顔を眺めさせてもらおう。

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