愛は花あられ
「え、え?!あれって、師道ホールディングスの社長だよね?!」
「えっ?!ってことは妃都の旦那さん?!」
「待って、めっちゃかっこいい、、、!」
3人がそうざわついていると、わたしに気付いた師道社長が「あ、妃都。」と言い、こちらに近付いて来た。
「迎えに来たよ。」
「わざわざ、迎えに来てくれたんですか?」
「こんな時間に妃都一人で帰るのは心配だからね。」
師道社長はそう言ったあと、師道社長の登場に驚いている友人3人に向けて「今日は妻がお世話になりました。」と言い、頭を下げた。
「いえいえ!そんなお世話だなんて!」
「師道ホールディングスの社長さんにお会い出来るなんて、光栄です!」
「今日は、妃都に惚気られちゃいましたよ〜!」
そう言う真由美の言葉にわたしは慌てて「ちょっと、真由美!」と言った。
真由美は悪戯に微笑み、「それでは妃都のこと、これからもよろしくお願いします!」と言い、それに対して師道社長は「もちろんです。」と微笑んだ。
そして、真由美、友里、梓と別れたわたしは、自らの運転で迎えに来てくれた師道社長の車に乗った。
「師道社長自ら迎えに来てくださるなんて、、、申し訳ありません。」
「何で謝るの?俺が迎えに来たかったから、来ただけだよ。それより、さっきお友達が言ってた"惚気"って?」
「えっ、、、」
「何て言ったの〜?」
「ただ、ありのままを話しただけですよ。」
「ふーん。」
師道社長は薄っすらと笑みを浮かべながら運転をしていた。
"惚気"って言葉が嬉しかったのかな。