愛は花あられ
「妃都、俺を受け止めてくれてありがとう。愛してるよ。」
終わった後、師道社長はわたしを腕枕して抱き締めながら、そう言ってくれた。
あれ?師道社長って、賢者タイムないの?
今までの人は、すぐにわたしに背を向けて寝始めたのに、、、
それに、"ありがとう"だなんて。
そんなこと、言われたことないよ。
「妃都、身体は大丈夫?」
「はい、大丈夫です。久しぶりにこんなに疲れましたけど。」
そう言って、わたしたちは笑い合った。
「あのぉ、、、師道社長。」
「あれ?もう下の名前では、呼んでくれないの?」
「あ、あれは、、、」
「いいよ。下の名前は、ベッドの上だけで呼んでくれるってことだね?特別感があって、いいかも。」
師道社長はそう言って微笑むと、「話しを遮ってごめん。で、何?」と言った。
「えっと、、、結婚する時に、わたし、、、条件を5つ出したと思うんですけど。」
「うん。」
「あれ、、、無かった事にしてもらえませんか?」
「えっ、、、?それって、、、」
「わたし以前までは、、、どれか一つでも約束が破られたら、すぐにでも離婚するつもりでした。でも、今は、、、師道社長と別れたくありません。」
わたしがそう言って、師道社長の首元に顔を埋め抱きつくと、師道社長はわたしの頭を撫でてくれた。